介護現場でできるセラピーとは

介護現場では、毎日様々なケアが行われています。利用者の生活面のサポートに加えて、心身を癒やすセラピーを導入している介護施設もあります。しかし、介護現場で働く人にとっては、日々の業務に追われてしまい、なかなか余暇活動やセラピーにまで手が回らないという場合もあるのではないでしょうか。セラピーを取り入れたいと思っていても、セラピーをどのように行うべきかが分からないということもあると思います。利用者の生活を豊かにしたいという熱意があっても、それに費やすだけの時間や人員が足りないというジレンマもあるでしょう。

介護現場で比較的取り入れやすいセラピーとしては、音楽セラピーがあります。音楽療法士という資格もあるので、スキルアップを目指して資格取得に挑戦することも可能です。資格がなかったとしても、現場で楽器を演奏したり、音楽を流しながら体操をしたりといった活動であれば、簡単に取り入れることができます。歌や楽器が得意な職員がいれば、その能力を発揮してもらうのも一案です。利用者にとっても、音楽を聴いて楽しむ時間を持つことで、心身の安定につながるでしょう。

ほかにも、化粧を取り入れたメイクセラピーや、動物との触れ合いを通したアニマルセラピーといったものがあります。いずれもセラピストとしての資格制度があるので、資格取得を目指すことも可能です。こういった身近にあるものを取り入れれば、介護現場でのセラピーも実現しやすいのではないでしょうか。職場にセラピーを取り入れてみたいという人は、注目が集まる「介護×セラピー」というサイトも覗いてみることをおすすめします。